「チャットレディって確定申告必要なの?」
「会社にバレたらどうしよう…」
「どこまで経費にできるのかわからない」
チャットレディとして在宅でお仕事をしているあなた、確定申告について不安を感じていませんか?
実は、チャットレディのお仕事も一定の収入を超えると確定申告が必要になります。
でも安心してください。正しい知識さえあれば、確定申告は思っているよりずっと簡単です。
この記事では、初めて確定申告をする方でもわかりやすいように、申告の基準から具体的な手順、さらに節税テクニックまで詳しく解説します。プライバシーを守りながら、安心して申告できる方法もお伝えしますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
チャットレディも確定申告が必要?申告基準をわかりやすく解説
チャットレディのお仕事は、税法上「業務委託契約」として扱われることがほとんどです。
つまり、会社員のように源泉徴収されることがなく、自分で収入を申告する必要があります。
「でも、少しの収入なら申告しなくてもバレないんじゃ…」と思う方もいるかもしれません。
実は税務署は銀行口座の取引履歴を10年間遡って調査できる権限を持っています。無申告が発覚すると、本来の税金に加えて15〜20%の無申告加算税や延滞税といったペナルティが課されることに。
最初は面倒に感じるかもしれませんが、きちんと申告することで、堂々とお仕事を続けられます。
むしろ、経費を正しく計上すれば税金を減らすこともできるんです。

確定申告が必要なチャットレディの収入基準

確定申告が必要かどうかは、あなたの働き方によって変わります。
副業でチャットレディをしている場合(会社員・アルバイトの方)
本業で給与をもらいながら副業でチャットレディをしている場合、年間所得が20万円を超えたら確定申告が必要です。
ここで重要なのは「収入」ではなく「所得」という点。
例えば、チャットレディの収入が年間30万円でも、経費が15万円なら所得は15万円。この場合は確定申告不要です。
ただし注意点があります。住民税は所得が1円でも申告が必要な自治体が多いんです。確定申告が不要でも、市区町村への住民税申告は忘れずに。
専業でチャットレディをしている場合
専業の場合は、年間所得が48万円を超えたら確定申告が必要です。48万円は基礎控除の金額なので、これを超えると所得税が発生します。
また、扶養に入っている方は要注意。配偶者控除を受けるには年間所得48万円以下、配偶者特別控除でも133万円以下という基準があります。これを超えると、ご家族の税負担が増える可能性があります。
ポイント制サイトで働いている場合
ポケットワークなど、ポイント制のサイトで働いている場合は、ポイントを現金化した時点で収入として計上します。振込手数料を引く前の総額が収入になるので注意してくださいね。
チャットレディが経費にできる項目一覧【在宅・通勤別】

経費をしっかり計上することで、所得を減らし、結果的に税金を安くできます。
チャットレディのお仕事で認められる経費を、在宅型と通勤型に分けて詳しく見ていきましょう。
在宅チャットレディの経費
基本的な経費
- 家賃(仕事で使用する部屋の面積分を按分)
- 光熱費(電気代・ガス代・水道代の按分)
- インターネット料金
- スマホの通信費(仕事で使う分)
機材・設備関連
- パソコン・タブレット
- Webカメラ
- 照明機材(リングライトなど)
- マイク・ヘッドセット
- 配信用ソフトウェア
身だしなみ関連
- 化粧品(仕事専用のもの)
- 衣装・下着(配信用)
- ウィッグ・カラコン
- ネイル代(仕事のために特別にしたもの)
- 美容院代(明らかに仕事用の場合、一部計上可)
通勤チャットレディの経費
通勤型の場合は、在宅型の経費に加えて以下も計上できます。
- 交通費(自宅から事務所までの往復)
- 駐車場代
- ガソリン代(車通勤の場合)
経費計上の注意点
経費として認められるためには「業務との直接的な関連性」が必要です。
例えば、化粧品なら「仕事用」と「プライベート用」を明確に分けましょう。
領収書に「業務用」とメモしておくと良いですね。普段着としても使える服は全額経費にできないので、仕事で使う割合(30〜50%程度)で按分します。
また、すべての領収書・レシートは7年間の保管義務があります。
白色申告と青色申告どっちがお得?メリット・デメリット比較

確定申告には「白色申告」と「青色申告」の2種類があります。
どちらを選ぶかで、税金の額が大きく変わってきます。
白色申告のメリット・デメリット
メリット
- 事前の届出が不要
- 簡単な帳簿(単式簿記)でOK
- 提出書類が少ない
デメリット
- 特別控除がない(節税効果が低い)
- 赤字を翌年に繰り越せない
- 家事按分が50%以下だと認められない
初心者や収入が少ない方には手軽ですが、節税効果は期待できません。
青色申告のメリット・デメリット
メリット
- 最大65万円の特別控除(大幅な節税!)
- 赤字を3年間繰り越せる
- 30万円未満の機材を一括経費にできる
- 家事按分の制限が緩い
デメリット
- 事前に「青色申告承認申請書」の提出が必要
- 複式簿記での記帳が必要(65万円控除の場合)
- e-Taxでの申告が必要(65万円控除の場合)
どちらを選ぶべき?
年間所得が100万円を超えるなら、断然青色申告がお得です!
例えば、年間所得150万円の場合:
- 白色申告:所得税・住民税で約15万円
- 青色申告(65万円控除):所得税・住民税で約8.5万円
年間で約6.5万円もの節税効果があります。
会計ソフトを使えば複式簿記も簡単なので、ぜひ青色申告にチャレンジしてみてください。
会社にバレない確定申告の方法【副業チャットレディ必見】
「副業が会社にバレたらどうしよう…」これは多くの方が抱える不安ですよね。
でも大丈夫。正しい方法で申告すれば、会社にバレるリスクを最小限に抑えられます。
なぜ副業がバレるの?
副業がバレる最大の原因は「住民税の通知」です。通常、住民税は会社の給与から天引き(特別徴収)されます。副業の収入が加わると住民税額が増え、経理担当者が「あれ?この人の住民税、他の人より高いな」と気づいてしまうのです。
バレない申告方法
確定申告書の第二表にある「住民税に関する事項」の欄で、必ず「自分で納付(普通徴収)」にチェックを入れてください。これで副業分の住民税は自宅に納付書が届くようになり、会社には通知されません。
ただし、以下の点に注意:
- 市区町村によっては普通徴収を認めない場合がある
- 給与所得として申告すると特別徴収になってしまう
- 雑所得として申告するのが無難
その他の注意点
- SNSでの収入自慢は控える
- 同僚との会話で口を滑らせない
- 確定申告書の職業欄は「インターネット事業」など抽象的に記載
プライバシーを守りながら、きちんと納税する。これが長く安心してお仕事を続ける秘訣です。
確定申告の手順を5ステップで解説

初めての確定申告でも大丈夫!5つのステップに分けて、わかりやすく説明します。
まずは以下の書類を準備しましょう。
- 支払調書(チャットレディ事務所から発行)
- 経費の領収書・レシート
- 本人確認書類(マイナンバーカード等)
- 各種控除証明書(生命保険料控除など)
- 銀行通帳(振込履歴の確認用)
1年間(1月1日〜12月31日)の収入と経費を集計します。エクセルや会計ソフトを使うと便利です。
国税庁の「確定申告書等作成コーナー」を使えば、画面の指示に従って入力するだけで申告書が完成します。
- 収入金額を入力
- 必要経費を入力
- 各種控除を適用
- 税額が自動計算される
- 住民税の徴収方法を選択(副業の方は「普通徴収」)
出方法は4つあります。
- e-Tax(推奨):24時間いつでも提出可能、65万円控除も対象
- 税務署へ直接提出
- 郵送で提出
- 税務署の時間外収受箱へ投函
e-Taxならマイナンバーカードとスマホで簡単に提出できます。
確定申告で計算された税額を納付します。
- 納付期限:3月15日まで
- 納付方法:振替納税、クレジットカード、コンビニ納付など
振替納税なら4月下旬に自動引き落としされるので便利です。
チャットレディにおすすめの会計ソフト3選

「帳簿なんて作れない…」という方も、会計ソフトを使えば簡単!
チャットレディにおすすめのソフトを3つ紹介します。
1. マネーフォワード クラウド確定申告
特徴
- 銀行口座と連携して自動で仕訳
- 「副業の確定申告パーフェクトガイド」を無料提供
- スマホアプリでレシート撮影→自動入力
料金
- 月額980円〜
- 確定申告時期だけの利用もOK
2. freee(フリー)
特徴
- 開業届と青色申告承認申請書を無料作成
- 質問に答えるだけで申告書完成
- e-Taxにも完全対応
料金
- 月額1,180円〜
- 30日間無料お試しあり
3. 弥生会計オンライン
特徴
- 老舗ソフトで信頼性抜群
- 電話サポート付きプランあり
- 初年度無料キャンペーンが多い
料金
- 年額8,800円〜(初年度無料の場合あり)
どのソフトも無料お試し期間があるので、まずは使ってみて自分に合うものを選んでくださいね。
よくある質問|チャットレディの確定申告Q&A
Q1. 開業届は出さないとダメ?
A. 法律上は開業から1か月以内に提出義務がありますが、罰則はありません。ただし、青色申告をしたい場合は開業届が必要です。職業欄は「インターネット事業」「動画配信業」など、抽象的な表現でOKです。
Q2. 扶養から外れたくないんですが…
A. 年間所得を48万円以下に抑えれば、配偶者控除の対象のまま扶養に入れます。48万円を超えても133万円以下なら配偶者特別控除が受けられます。経費をしっかり計上して、所得を抑えることが大切です。
Q3. 税理士に頼んだ方がいい?
A. 年間収入が300万円を超える場合や、不安が大きい場合は税理士への依頼も検討しましょう。費用は3〜10万円程度。「チャトサポ」のようなチャットレディ専門の税理士サービスもあります。守秘義務があるので、安心して相談できます。
Q4. 確定申告しないとどうなる?
A. 税務署は銀行口座を調査できるので、高確率でバレます。無申告が発覚すると、本来の税金に加えて無申告加算税(15〜20%)、延滞税が課されます。5年以上の悪質な脱税は刑事罰の対象にもなるので、必ず申告しましょう。
Q5. アダルトチャットの収入も申告必要?
A. はい、アダルト・ノンアダルトに関わらず、基準を超えたら申告が必要です。むしろきちんと申告することで、堂々とお仕事ができます。職業欄への記載も「インターネット事業」などで問題ありません。
まとめ|確定申告は怖くない!安心してチャットレディを続けるために

確定申告と聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、実は基本を押さえれば誰でもできます。
大切なポイントをおさらいすると:
- 副業20万円、専業48万円を超えたら申告
- 経費をしっかり計上して節税
- 青色申告なら最大65万円の控除
- 会社バレ防止は「普通徴収」を選択
- 会計ソフトを使えば初心者でも簡単
正しく申告することで、安心してお仕事を続けられます。むしろ経費計上や青色申告を活用すれば、手取り収入を増やすことも可能です。
わからないことがあれば、税務署の無料相談や会計ソフトのサポートを活用しましょう。一人で悩まず、正しい知識を身につけて、堂々とチャットレディのお仕事を続けてくださいね。
在宅で自由に働けるチャットレディは、とても魅力的なお仕事です。確定申告をきちんとすることで、その魅力を最大限に活かしていきましょう!